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吸引球状ブラシ(チャンネルクリーナー)に関する病院施設の採用効果について

・内視鏡検査後の予備選上の時間短縮による経済効果

  1. 内視鏡の感染管理上、検査直後の内視鏡吸引チャンネルのブラッシングによる予備洗浄は消毒前の感染物除去方法として欠かすことができない消毒工程である。消毒そのものは、自動洗浄消毒装置に設置するのみであるが、内視鏡吸引チャンネルのブラッシング工程は、内視鏡医療従事者の手で行う洗浄として最も時間を要する工程であり、この工程を短時間で行える器具は吸引球状ブラシ以外には世界的に販売されていない。
  2. 国内で市販されている洗浄用のブラシを用いた予備洗浄では、その作業に3~5分を要するが、吸引球状ブラシを用いたチャンネル洗浄では、患者からスコープを抜去直後に行われる洗浄薬液を吸引する際に同時にブラッシングを行うことができることから、洗浄工程で最も時間を要するチャンネル内ブラッシングの時間短縮と、医療従事者の洗浄作業が容易になる。
    (海外で採用されている最も多い理由である。)

・洗浄ブラシによるチャンネル内の擦過損傷を防止

内視鏡メーカーが販売している内視鏡洗浄用ブラシでは金属のブラシ支持部の度重なる出し入れにより、チャンネル内の擦過損傷を与え、チャンネル内表面の凸凹・傷の発生による洗浄不良が発生することとなるが、吸引球状ブラシはこの現象を回避できる。
吸引球状ブラシは、繊維を固めた物体であるため、この洗浄方法では、チャンネル内表面を傷つけることがない。

・セミディスポーザブル洗浄用ブラシのブラシ部劣化による洗浄効果の低下が回避可能

内視鏡メーカーの洗浄用ブラシは、使用回数とともに毛先が痛むことから洗浄効果が一定ではないが、吸引球状ブラシは毎回新たなブラシを用いるため洗浄効果が一定である。

・病棟・手術室等での短時間吸引洗浄ブラッシングが可能

病棟での緊急内視鏡検査や、手術室内での内視鏡併用手術など、内視鏡室以外での内視鏡検査の際に、チャンネル内に付着した汚染物を洗浄薬液と吸引球状ブラシを同時に吸引することでブラッシングを行えることから、汚染物の乾燥を防ぎ、内視鏡室での内視鏡自動洗浄消毒装置による洗浄消毒を容易に実施できる。

・チャンネル内洗浄用具の経済的効果

内視鏡機器販売メーカーのセミディスポーザブル洗浄用ブラシは、定期的に高価なブラシを購入する必要があり、1回当たりのブラシ費用は、吸引球状部r氏の費用と大きく変わらない。

・一般的洗浄用ブラシの使用後の洗浄消毒作業が不要

内視鏡機器メーカーが販売しているチャンネル洗浄用ブラシは使用後に毎回、超音波洗浄と消毒薬液による消毒が必要となり、内視鏡医療従事者の業務負担となるが、吸引球状ブラシでは、ブラシ自体の消毒工程が一切なく、労働負担が全くない。


以上の経済的・技術的要因を考慮したうえで、医療施設での採用が決定される。
海外では、吸引球状ブラシを使用した場合の、人件費の軽減・洗浄要員の業務の簡素化・予備洗浄時の汚染物除去の均一化・内視鏡室以外でチャンネル内洗浄を可能とする利点から、特にヨーロッパで多く使用されるようになっている。吸引球状ブラシの洗浄効果については、海外においても、専門機関が洗浄効果に関するデータをもとに、医療機関での使用を認めている。

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